本能で恋をする~after story~
「凛音、急だけど、今日コイツも一緒にいい?
実はさ―――――」
「イヤ!!!」

「え?凛音……?」
目の前には、今日の昼に見た女性がいた。私の心をモヤモヤさせてる。張本人が。
私は耳を塞ぎ、パニックになりその場に座り込んだ。

「イヤ、海斗!私を捨てないで………
ごめんなさい…ごめんなさい…」

もしかしたら、私と別れてこの人と―――

「ちょっ……凛音。落ち着いて?大丈夫だから」
海斗が抱き締めながら、私の背中を擦る。

「悪い、紺野。また後日にしてもらっていい?」
「あ、はい。わかりました。大丈夫です」



「凛音?凛音、落ち着いて。今紺野には帰って貰ったよ」
頭を撫でながら、落ち着かせようとする海斗。
「海斗……私を捨てないで!」
「なんで、そうなるの?捨てるわけないでしょ?とりあえず、リビング行こ!ここ冷えるし」
「うん」
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