本能で恋をする~after story~
「あ……か…いと…。あいし、てる…」
「凛音…」
「かい……ん…あ…だ、め………とびそ……」
「凛音…?」

頬を軽く叩く……
「凛音…、凛音…。おいで…?」
「ん……あぁ…かい、と」
「凛音…おかえり…またイこうね……」
「んあぁ……また…す、ぐに……だめ……」

ベットのスプリングが軋む音、頬を軽く叩く音、凛音の甘い声、俺が凛音を呼ぶ声。
色んな音が混ざり合う。



今まで幾度となく凛音を抱いてきて、こんなに苦しく、切なく、愛しいセックスは始めてだった。


何度も、何度も、何度も。
凛音の意識が飛んで、引き戻して、飛ぶ。

そうして解放できたのは、午前5時だった――――
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