本能で恋をする~after story~
「おはよう…凛音…」
「おはよう…海斗、今何時?」
俺はベット脇の時計を見る。
「ん…6時だよ…」
「あ、朝ごはん…作らなきゃ……」

凛音が起きようとするが…………
「海斗ぉ…」
「ん?どうした…?」
「身体……動かない……」

だろうな。ついさっきまで抱いてたんだから。

「(笑)
いいよ…!今日は一日寝てな!」
「え…でも…!」
「動かないんでしょ?凛音、知らないと思うけど、ついさっきだよ、抱くのを解放したの」
「じゃあ、海斗は?辛くないの…?」
「さすがに腰痛いかな…?でも、普通に動けるよ。言ったでしょ?体力自信があるって!」
「凄い…」
「(笑)
じゃあ、用意して行ってくるね。仕事」

ベットを下りて、部屋に行き用意して、もう一度凛音のいる寝室に戻る。

「じゃあ、凛音。行ってくる」
凛音の頭を撫でる。
「うん…」
「――――え?凛音…?」
「何?海斗」

「いや、凛音…服……」
「え?」
凛音は、俺の服を握っていた。
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