#OVER TIME
私もかけがえのない存在である未茉殿の想いが叶い、喜びで胸が熱くなったが、なぜだか三日間程、食事は喉に入らず、顔色が余計に青白くなり、皆には余計気味悪がられ無駄にソーシャルディスタンスをとられる一方だった。
かまいやしない。
だが二人がうまくいくお経ばかり夢中で唱えているうちに…慌ただしい年末年始が始まり、二人はデートなどする時間などもはやないまま…、新年早々のニューイヤーカップの大会が開かれることとなった。
お経を唱えている場合ではない。
バスケ部のマネージャーとしての顔を持つ私はすぐさま、部員達のプロテインゼリーの配合に勤しんだ。
*キタローグ・終。*
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