都合のいい女になるはずが溺愛されてます
カウンター席に座って談笑しながらお姉さんはコーヒーを出してくれた。
「どうぞ」と言われて置かれたコーヒーカップの中にはクマがいた。
「え、クマさんですか?かわいい……!」
これ、ラテアートだ!テンションが上がってお姉さんと目を合わせると優しく微笑んでくれた。
「仁奈ちゃん、喜び方がかわいいねぇ」
「それ俺が言おうとしたのに」
「あらさすが姉弟。視点が一緒だね」
かわいい人にかわいいって褒められたら嬉しいに決まってる。
「見て、クマさん」と佐久間に笑いかけたら鼻で笑われた。
「仁奈、単純でほんとかわいいね」
「バカにしてます?」
「ふふっ、照れ隠し相変わらず下手くそ」
「……うるせー」
言うほど私って単純か?と首を傾げたらお姉さんがすかさず口を挟んできた。
からかわれただけと思ったらなんと照れ隠しらしい。
なんだ、佐久間もかわいいところあるじゃん。
「どうぞ」と言われて置かれたコーヒーカップの中にはクマがいた。
「え、クマさんですか?かわいい……!」
これ、ラテアートだ!テンションが上がってお姉さんと目を合わせると優しく微笑んでくれた。
「仁奈ちゃん、喜び方がかわいいねぇ」
「それ俺が言おうとしたのに」
「あらさすが姉弟。視点が一緒だね」
かわいい人にかわいいって褒められたら嬉しいに決まってる。
「見て、クマさん」と佐久間に笑いかけたら鼻で笑われた。
「仁奈、単純でほんとかわいいね」
「バカにしてます?」
「ふふっ、照れ隠し相変わらず下手くそ」
「……うるせー」
言うほど私って単純か?と首を傾げたらお姉さんがすかさず口を挟んできた。
からかわれただけと思ったらなんと照れ隠しらしい。
なんだ、佐久間もかわいいところあるじゃん。