都合のいい女になるはずが溺愛されてます
疲れてるからサッとシャワーを浴びてすぐあがった。
そして下着姿で洗面台の鏡とにらめっこ。
うーん、どうしよ。いつもメイクで誤魔化してるそばかす、隠すべき?

……いや、さっきから佐久間の目を気にしすぎでしょ。
別に付き合ってるわけでもないし気にしなくていいや。


「……なんですか」


髪を拭きながら部屋に戻ったら佐久間にじっと見つめられた。
やっぱりそばかす気になる?


「仁奈ってさあ、髪下ろしてた方がかわいいよ」


と思ったらまじめな顔して褒めてきた。
ほんとこの人めげないな。


「ご機嫌とりですか?」

「思ったこと言っただけ」


へら、と笑う佐久間はやっぱり何考えてるのか分からない。
それに私は可愛げのないことしか言えないのに何が楽しいんだか。
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