お前はオレのモノ
1,それは突然に

いつもと同じ

『のどかッ!早くしないと遅れるでしょ!』

え??

…お母さんの声…?

『のどか!起きなさいッッ!』

はい??

……起きろ??

え??

今って朝なの??

まだ全然明るくないのにー…






ぱちッ。

目を開けて。

時計の方に、

目を向けると。

時計の針は、

HRの15分前。

8:00を。

さしていたー………。






『きぃぁぁぁぁ!!!』

家中に。

アタシの声が響き渡る。

…どうしようッッ…!!

高校生活一発目が…

遅刻!!??

…そんなん嫌だッ!!

恥ずかしいッッ!!!

でもカーテン&シャッターを閉めていた。

アタシは今も恥ずかしいッッ!!!




そんな思いを切り抜け。

急いで制服に着替えて。

朝食…

それもハムエッグとブドウを

涙目で必死にスルーして。

クシを右手に、スクバを左手に持って。

『いってきまぁぁすッッ!!!!!!』

走って家を出た。
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