2番目の恋
桜ヶ丘公園は車で来るとすぐだった。
予想以上に広い。
広い広い芝生にたくさんの家族が転々とテントのようなサンシェードを立てている。
その様子がすごくカラフルだ。
「ああいうのがあるといいんだね〜。」
私は他人事のように呟く。
我が家は何も持ってきてない。
「これから暑くなるから必要かもね。」
笹崎もカラフルな各家庭のサンシェードを眺めて言う。
でも親子2人で必要かなあ。
そう思ったのが笹崎に伝わったのか、バッチリ目が合う。
「買いに行く?」
「え、いいよ、使うか分からないし。」
「買って俺の車に積んでおけばいいじゃん。」
ケロリとした顔。
なんで簡単にそういうこと言えちゃうんだろう。
「まあ、欲しくなったらね。」
そう言って、私は芝生の端の方にある、おそらく前までは花壇だったのだろう何も植わってないブロックに腰掛けた。
咲良がヨタヨタ歩き出す。
2ヶ月前につかまり立ちしてからのスピードが早い。
すぐによろけて芝生の上に転ぶ。
私よりも先に立ち上がる笹崎。
笹崎に抱っこしてもらう咲良。
ふと、幸せだなあと思ってしまった。
予想以上に広い。
広い広い芝生にたくさんの家族が転々とテントのようなサンシェードを立てている。
その様子がすごくカラフルだ。
「ああいうのがあるといいんだね〜。」
私は他人事のように呟く。
我が家は何も持ってきてない。
「これから暑くなるから必要かもね。」
笹崎もカラフルな各家庭のサンシェードを眺めて言う。
でも親子2人で必要かなあ。
そう思ったのが笹崎に伝わったのか、バッチリ目が合う。
「買いに行く?」
「え、いいよ、使うか分からないし。」
「買って俺の車に積んでおけばいいじゃん。」
ケロリとした顔。
なんで簡単にそういうこと言えちゃうんだろう。
「まあ、欲しくなったらね。」
そう言って、私は芝生の端の方にある、おそらく前までは花壇だったのだろう何も植わってないブロックに腰掛けた。
咲良がヨタヨタ歩き出す。
2ヶ月前につかまり立ちしてからのスピードが早い。
すぐによろけて芝生の上に転ぶ。
私よりも先に立ち上がる笹崎。
笹崎に抱っこしてもらう咲良。
ふと、幸せだなあと思ってしまった。