2番目の恋
「また遊ぼうぜ。せっかくだし。」
笹崎は相変わらずのノリで言う。
こういうことがサラッと言えちゃう人間だ。
「いいよ、咲良も一緒だけど。」
「あったりまえじゃねえか。」
そう言って連絡先を交換する。
あの頃とは変わった連絡手段。
時代は流れた。
「まあ大体学校休みの日は暇してっから。」
「だと思った。」
「いや、そこは『えー意外ー!』って驚けよ。」
笹崎がそう言って笑う。
「どうせ彼女もいないんでしょ?」
「アホかお前ー、こう見えて意外とモテるぞ、先生。」
「じゃあ今いるの?」
「今はいない。今は。」
「ほらー」と言って笑うと笹崎とバッチリ目が合う。
笹崎はモテないこともないし、性格もいいし、彼女がいないこともないタイプだった。
彼を選ぶ子たちの気持ちも分からなくもない。
ただ私と笹崎は友達だっただけだ。
高3の時に、「俺なんで美織に告白したのかな?」なんて言ってきたこともある。
笹崎との時間は楽しくて居心地がいい。
ずっと笑っていられる。
それがすごくいいことだと気付くのは案外難しかったりする。
笹崎は相変わらずのノリで言う。
こういうことがサラッと言えちゃう人間だ。
「いいよ、咲良も一緒だけど。」
「あったりまえじゃねえか。」
そう言って連絡先を交換する。
あの頃とは変わった連絡手段。
時代は流れた。
「まあ大体学校休みの日は暇してっから。」
「だと思った。」
「いや、そこは『えー意外ー!』って驚けよ。」
笹崎がそう言って笑う。
「どうせ彼女もいないんでしょ?」
「アホかお前ー、こう見えて意外とモテるぞ、先生。」
「じゃあ今いるの?」
「今はいない。今は。」
「ほらー」と言って笑うと笹崎とバッチリ目が合う。
笹崎はモテないこともないし、性格もいいし、彼女がいないこともないタイプだった。
彼を選ぶ子たちの気持ちも分からなくもない。
ただ私と笹崎は友達だっただけだ。
高3の時に、「俺なんで美織に告白したのかな?」なんて言ってきたこともある。
笹崎との時間は楽しくて居心地がいい。
ずっと笑っていられる。
それがすごくいいことだと気付くのは案外難しかったりする。