もしこの気持ちを伝えたなら
ふー危ない危ない。誰にも見られてな・・・

安堵しかけた瞬間、視線とは反対側の人と目があってしまった。しかも一番見られたくなかった人だ。
生徒が並んでいる間から彼女が加藤の隣で俺を見ている。手をグーにして口元を抑え、肩も上下に動いている。
完全に俺を見て笑っている。俺は顔を真っ赤にし下を向いた。
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