1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ


その頃海斗は菜々美の部屋にいた

「全く、女なんだから顔は守れよな」

菜々美の顔を触る

「うん、何かごめんね……色々黙ってて」


海斗は菜々美の唇を親指でなぞる……

「悔しいけどさ……仕方ない上書き、チュッ」

菜々美はじわっと涙が浮かんできた

「俺も怒って悪かった、怖かっただろ」

「でも怒られても仕方ない事をしたから」

「菜々美の意思じゃなくした剣也が悪い」

海斗は菜々美を抱きしめてベッドの上で激しいキスをした



「ただいまぁー」


「時間切れだ(笑)」

琴ちゃんがプールから帰ってきた

健くんが迎えに行ってくれたのだ

「おかえりー」

海斗は下に急いで降り琴ちゃんを抱っこした


「わーい、お兄ちゃんだー」

相変わらず海斗くんが大好きな琴ちゃんだ


「明日泊まりにくるからなー」

「ほんと?今日はどうしたの?」

「お姉ちゃんボールで顔打ったから見に来た(笑)」


「ハハッお姉ちゃんボールが当たったんだってね〜」

「琴ちゃんたら、もう〜」

「姉ちゃんは大人しく見てた方が賢明だね」

「健くんまで……」

じゃあ帰るなと言って海斗くんは帰っていった


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