1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ
明日香が話しだす
「お前が欲しいって言ったから頑張ったのに」
「そこまで無理しなくていいし、逆に引くし」
「まあ、明日香も頑張ってくれたんだからそんな事言わないの、何で一緒に行ったの?」
「昨日、時間潰そうって崎山に言われたから
家が遠いんだって、帰ってたら間に合わなくなるかららしいよ」
海斗と亮太はもう別の話をしていた
暫くすると全員揃った
「じゃあ、クラスマッチお疲れ様、サッカー、バレー優勝、バスケ3位と好成績を残せました、また、頑張ろー」
『おー』
「カンパーイ」
『カンパーイ』
1時間ほどして亮太が寄ってきた
「海斗、この後どうすんだ」
「今日は菜々美と帰らなくちゃいけないんだよ、あっ、亮太のとこに泊まることになってっから、頼むな」
「泊まったりしてるのか?」
「春休みくらいからたまにな
弟にサッカー教えたり妹とままごとも(笑)」
「お父さんがいるんじゃねぇの?」
「ほとんどいないんだよ」
「それは大変だな」
「俺も結構役に立ってんだよ(笑)二次会に行きたいやついたらお前が仕切れよ」
「いやー、金無いしな……
そのさ、泊まるってことはそういうことやっぱやってるのか?」
「多分お前が思ってるほど回数はやってねぇ
今日とかはやらねぇ、弟達いる時はそう決めてる」
「あんまり会ってないって前に言ってたもんな」