1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ
「俺は一人っ子でマイペースすぎるんだよな
でも菜々美でも不安に思う事があるんだってわかってそれからは時間取るようにはしてる」
「無理せず?」
「あぁ、弟と妹と遊ぶの楽しくてな(笑)亮太は中川と付き合うのか?最近よく話してるし」
「きっかけはお前らの事を中川が気にしてて色々話すようになったんだよ」
「そっか……まあ、頑張れ(笑)」
じゃあ、祐真に二次会は頼んでくる、と海斗は席を立った
二次会か……どうしようかな
気付いたら中川を目で追っていた
「はーい、みんな1次会は終わり!
二次会は祐真について行ってくれよな
じゃあ解散」
みんながバラバラになり始めた
「中川」
「ん?」
「二次会行く?」
「どっちでも……」
「少し話さね?」
「いいけど……」
亮太と明日香は二次会に行かずに近くのコーヒーショップに入った
「どうしたの?二次会行けないくらいお金無くなってた?」
「まぁ、ギリかな(笑)でも海斗も今日はいないしな」
「そっか、菜々美もだし」
「海斗は成田んとこに泊まりに行くらしい」
「えっ!そうなんだ、お父さんいないから妹らだけで留守番だからって言ってた」
「海斗もだったわけなんだな、これが(笑)」
「でも、順調ならよかった、菜々美…めちゃくちゃ泣いてたから……」
ほっとしたように軽く笑った