1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ


「一緒にって事だよ!もう〜」

あっ、そういうことね

えっ?

「一緒に?」

「そうだよ、俺の夢と菜々美の夢の共有な!」

「……嬉しい!」

「へへっ」


2人でいる時間は短くて……菜々美を送っていく

「実はさ、亮太も同じなんだよな」

「建築関係?」

「うん、俺はどちらかといえば設計の方だけど、亮太は現場の方にも興味があるみたいでさそういうとこも気が合うんだよな
いずれバディみたいになれたらいいなって話してる」




「ふぅ」

亮太はシャワーを借りて明日香の部屋に戻った

明日香はふとんに入ったままだ

「明日香、まだ拗ねてんの?」

「別に……拗ねてない…」

「服着ないと風邪ひくよ」

「だって…まだイチャイチャしたい」

「時間だから勘弁」

終電の時間がせまっていた

「私、亮ちゃんといるとわがまま言っちゃうねごめん……」

亮太はベッドに座った

「まあ、俺だって同じ気持ちだけどさ、明日学校だし」

「わかってるよ……」

布団をはぐりキスをする

「まだ高校生だから……
でも大学生になったら一人暮らしするからさ
毎日来てもいいから」

「んっ、もっと……」

「……返事は?」

「行く、亮ちゃん家に……ご飯も作る」

「助かる(笑)お互い合格して、親の許可がおりたら……」

「おりたら?」

「同棲しような」

「ほんと?」

「うん」

「やっぱり亮ちゃんは私の癒し(笑)」

「俺が?そうなんだ(笑)帰るなチュッ」

「うん、おやすみ」

起き上がろうとしたがいいよと言って部屋を出た

明日香は服を着て勉強を始めた

私だって看護科受からなきゃ

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