1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ


「おはよ〜、ねむっ」

「何時まで勉強したのさ」

「2時か3時だと思うんだけど…俺いつ寝たっけ」

「2時過ぎに机で寝たよ(笑)」

「ださっ、兄ちゃん、シャーペン持って寝たパターン?(笑)」

「布団に寝てたけど……」

「私が横にならせたよ(笑)」



海斗は頭をポリポリとかいていた


「いただきまーす」

「海斗くんは何を食べる?」

琴と健の皿を見た


「えっ、2人が違うもの食べてる」

「うちは、朝は好きな方を食べてもいいの
朝の気分で決める……その代わり夕食は文句を言わずに食べるルールです(笑)」

「そっかー、楽しいなぁ(笑)両方食いたい」

「パンとご飯?」

「琴ちゃんと健のと両方食いたい」

2人のお皿を羨ましそうに覗く

「(笑)了解」


「あっ、言ってもいい?」

「いいよ」

「大きめのおにぎりが2個欲しい、昼に食べる」

「具は?」

「梅干しで……」

「はーい(笑)」


「お兄ちゃん家は朝はパン?」

「うん、パンにバターかイチゴジャムと牛乳」


「はい、どうぞ」


「いただきまーす
チョコクリームなんて何年ぶりだろ…うまい」

「朝からテンション高いね兄ちゃん」

「いや、上がるだろ、選べるって(笑)朝からうどんとかも食べれんの?」

「もちろんよ、でも、ギリギリに起きたら選べません(笑)」

「そうか…うまい〜」

海斗くんのおにぎり用に小さい保冷剤をいれ
ペットボトルにお茶もいれる


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