1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ
「びっくりしたよ、琴ちゃんがいきなり立つからどこに行くのかと思ったら海斗くんを見つけたのね」
「兄ちゃん、口紅もつけてる」
「健、チューしてやろうか(笑)」
「嫌だ(笑)」
「琴にしてー」
「口紅がつくよ」
「いいもん」
海斗は琴のほっぺにチューをした
「お待たせしました、クレープです」
まどかが先にクレープを持ってきた
「琴のチョコバナナー」
海斗はクレープを琴に食べさす
お兄ちゃんも食べていいよと差し出してくれた
口を大きく開けて口紅がつかないように食べた
「お待たせしました」
剣也くんがホットケーキを持ってきた
「菜々美ちゃん、いらっしゃい」
「剣也くんも女装なの?似合ってるよ(笑)」
「そうなんだよ、1年では海斗と俺
何かー、みんなの反応が楽しくて(笑)
ゆっくりしていってね」
「ありがとう」
剣也はホットケーキを机に置いて引っ込んだ
「俺は嫌だよ、菜々美、ホットケーキ食わせて」
すぐ後ろにはまどかが立って注文をとっていた
海斗が呼び捨て?
まどかが後ろを振り返ると菜々美のホットケーキを口に入れてもらっていた
「みんな仕事してるのにいいの?」
「超腹減った(笑)」
「海斗、口紅つけてるんだからね」
後ろからまどかに注意された
「どうする?怒られたよ?」
「口紅なんて、塗り直せばいいんだよ」
菜々美は海斗に食べさせた
「私、マネさんに睨まれないかな?」
「海斗くんは後ろを見ない方がいいよ」
明日香がこそっと言ってくれた
「お兄ちゃん、僕のを食べればよかったんじゃ(笑)」
「知らね」
隣の健くんもホットケーキを切って海斗に食べさせた