身代わりとして隣国の王弟殿下に嫁いだら、即バレしたのに処刑どころか溺愛されています
「幸い、ベッドは広い。一緒に寝るぐらい、どうってことないだろ?それに、俺は城を離れることが多い。だからサーヤ、観念して、このベッドで一緒に寝るんだな」

大きな手で私の頭を一撫ですると、エディは自分の部屋へ入っていった。



「もう、なんなのよ」

落ち着かない。
無闇に心を乱されて、眠れそうにもない。

なんて思っていたけれど、やっぱり今夜もすぐに寝入っていた。


















< 96 / 235 >

この作品をシェア

pagetop