身代わりとして隣国の王弟殿下に嫁いだら、即バレしたのに処刑どころか溺愛されています
「昨夜、エディと対面して、少しお話ししました」
「エディ?」
「え?ああ。これから夫婦としてやっていくのだからと、お互いに相性で呼ぶようなって言われたの」
「まあ」
途端にダーラの顔に、安堵の表情が広がる。
「それでは……」
「うん。私のことは、本物のソフィア王女だと思ってるはずよ」
ひとまず危機は脱したというように、ダーラが心底ホッとしたのが伝わってくる。
「寝室の方では、その……」
言い辛そうにしているダーラ。なにを聞きたいのかってことぐらい、わかってる。
「なにもないわよ。まだ正式に結婚したわけじゃないんだし」
万が一間違いが起こって、ニセモノの私が身籠ったなんてことになったら、サンザラ王国としてはとんでもない問題になる。身籠った上に、本物のソフィア様が見つかったなんて事態になったら、どうするつもりなのだろうか?そこは私だけ入れ替わって、本物のソフィア様が子どもを引き取ることもあり得るのだろうか?
そんなとんでもないことを想像すると、つくづくエディに事実を知らせたことは間違いじゃなかったと思えてくる。エディとしても、不用意に手は出せないはず。
まあ、私から望まなければ……と、注釈がつくかもしれないけれど。
「エディ?」
「え?ああ。これから夫婦としてやっていくのだからと、お互いに相性で呼ぶようなって言われたの」
「まあ」
途端にダーラの顔に、安堵の表情が広がる。
「それでは……」
「うん。私のことは、本物のソフィア王女だと思ってるはずよ」
ひとまず危機は脱したというように、ダーラが心底ホッとしたのが伝わってくる。
「寝室の方では、その……」
言い辛そうにしているダーラ。なにを聞きたいのかってことぐらい、わかってる。
「なにもないわよ。まだ正式に結婚したわけじゃないんだし」
万が一間違いが起こって、ニセモノの私が身籠ったなんてことになったら、サンザラ王国としてはとんでもない問題になる。身籠った上に、本物のソフィア様が見つかったなんて事態になったら、どうするつもりなのだろうか?そこは私だけ入れ替わって、本物のソフィア様が子どもを引き取ることもあり得るのだろうか?
そんなとんでもないことを想像すると、つくづくエディに事実を知らせたことは間違いじゃなかったと思えてくる。エディとしても、不用意に手は出せないはず。
まあ、私から望まなければ……と、注釈がつくかもしれないけれど。