誰も知らない夜空の下で


そして、陸さんが連れてきてくれたのは都心から少し外れにある丘の上だった。





「ごめんね、高級レストランとかじゃなくて」


と冗談混じりに謝ってくる


だから、「大丈夫ですよ!何か話でもあったんですか?」


と私もおちゃらけて言ってみる




でも、図星だったみたいで


「あ、うん、そう、話があった。なんでわかったの?」


少し目を見開いてびっくりしながら聞いてくる陸さんも可愛いと思いながら


あなたの事を毎日見てるから…なんて言えない弱虫な私は


「勘ですよ」


とあたかも自分も当たってびっくりしたかのように話す








そして、陸さんの本音の話が始まった










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