夜の和音 〜ヨルノオト〜
プロローグ
.*・゚ .゚・*..*・゚ .゚・*..*・゚ .゚・*..*・゚ .゚・*.
私は夜が好きだ。
相手と話す時自分の顔が見えないし、暗くてとても落ち着く。
夜空に浮かんでいる星を眺めるのも自分の心が安らぐ瞬間だ。
どんなに辛くても自分から流れ出る涙には気付かれないし、紅くなる顔色も見られない。
だから私は夜が好きだ。
「きっと明日も晴れるよ……。」
「なんでそんなこと分かるんだよ。」
「だって…こんなにも星が綺麗なんだから……。」
そう……。星たちはなんでも教えてくれる。
こうして沢山の星たちが輝いている日は必ず晴れて、雲が薄らかかる日には曇る。
星たちが雲に覆われた日は雨が降る。
「颯人だって分かるでしょ?明日が晴れるってこと。」
「分かるよ……。明日も今日みたいな日が来るってことも…………。」
颯人は空に浮かぶ星に手を翳す。
「颯人はいつもの日常が退屈なの……?」
「いや……違う。……寧ろこんな日常が続いて欲しいよ……。ずっと。……変わり映えのない世界が本当は一番幸せなんだから………………。」
「そっか…………。私もだよ……。」
私と颯人は公園で煌々と輝く星たちを眺めていた。
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私は夜が好きだ。
相手と話す時自分の顔が見えないし、暗くてとても落ち着く。
夜空に浮かんでいる星を眺めるのも自分の心が安らぐ瞬間だ。
どんなに辛くても自分から流れ出る涙には気付かれないし、紅くなる顔色も見られない。
だから私は夜が好きだ。
「きっと明日も晴れるよ……。」
「なんでそんなこと分かるんだよ。」
「だって…こんなにも星が綺麗なんだから……。」
そう……。星たちはなんでも教えてくれる。
こうして沢山の星たちが輝いている日は必ず晴れて、雲が薄らかかる日には曇る。
星たちが雲に覆われた日は雨が降る。
「颯人だって分かるでしょ?明日が晴れるってこと。」
「分かるよ……。明日も今日みたいな日が来るってことも…………。」
颯人は空に浮かぶ星に手を翳す。
「颯人はいつもの日常が退屈なの……?」
「いや……違う。……寧ろこんな日常が続いて欲しいよ……。ずっと。……変わり映えのない世界が本当は一番幸せなんだから………………。」
「そっか…………。私もだよ……。」
私と颯人は公園で煌々と輝く星たちを眺めていた。