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祥平くんは、バスケ部に所属している。
京華情報によると、中学からやってる割には下手で、だけど絶対に諦めないで一生懸命な姿がもうたまらん、好き、かっこ…(以下略)らしい。
なんていうか、京華が祥平くんを好きになるのが意外だったけど、結構合ってるのではないかと最近は感じている。
課題で使う教科書だけをカバンに入れて、私も帰ろう、と椅子に掛けていたセーターを腰に巻き付ける。
5限が終わると直ぐに部活が始まるため、グラウンドはすでに賑やかだ。
こんな暑い中部活してるなんて、みんな凄いなあ、と感心までしてしまう。
教室を出た廊下も、下駄箱も、どこもかしこもやっぱりムンムンで、ブラウスが汗でひっつく鬱陶しさに耐えられない。