キミとセクシャルを越えて。


“自分でも驚きました。
高校生になって初っぱな
そんなこと、見ず知らずの
他人にいうなんて…

(あー終わった。高校生活おわった。
これで、ボクは、また、
否定される人生が、この目の
前の人によって始まる。学校中に
ボクの恋愛対象を広められ、孤立。最悪だ。)

そう思いました。

だが、カレは、真剣に悩んでいて、

[何に付き合う?]

から始まって

付き合うとは、そういうことだと
言うと、

[んーーー]

と頭を抱えて見せ

[ 経験無いからな… ]

と呟き、真剣に考え
腕を組み、悩みに悩んで
出た答えは…


[いいよ!今いないし!
何でも経験!じゃあ!そういうことで!
明日から、よろしくね!]と

笑顔で手を振りながら、ボクの
目の前から立ち去りました。


ボクは唖然とした。
初めましての人なのに
どうしてこんなにも簡単に
受け入れられたのか…

自分で聞いときながら
不思議で仕方なかったです。”

そこまで言い終えると
少し微笑んだ。

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