愛され、溶かされ、壊される
「え…?あ、あの、私……」
竜くんの言っている意味がわからない訳ではない。
でも――――
私には性行為に、あまりいい思い出がない。
初めては痛みや怖さしか記憶にないし、その後もあまりいい記憶がないのだ。
そのせいか、今までお付き合いしていても、そうゆう雰囲気になると怖くて、身体が震えるのだ。それで結局振られてきた。
どうしよう………。
怖い……。
身体が震えてきた。このままじゃまた振られ――――
「え…?竜くん…?」
竜くんに抱き締められてる?
「あおちゃん、ごめん…」
「え…?どうして…?竜くんが謝るの?」
「イヤなんだよね…?それなのに僕が怖がらせた…。やっぱやめよう!チョコをくれただけで、凄く嬉しいのは本当だし」
違う!そうじゃないの。私だって、竜くんなら――――
「違うの!!」
竜くんの顔を見上げる。
「え?あおちゃん?」
「ほんとは私も、その、竜くんならそうなりたいって思ってるの!」
今まで付き合った人は、そうなることに恐怖を感じていた。でも竜くんとって考えると、なんだか嬉しさが込み上がるのだ。
「ただ、今まで怖い思いしかしなかったから、勝手に身体が震えるの……。
それでもいいなら、抱いてください…」
自分の言ってることが恥ずかしくて、今度は目を瞑った。
竜くんの言っている意味がわからない訳ではない。
でも――――
私には性行為に、あまりいい思い出がない。
初めては痛みや怖さしか記憶にないし、その後もあまりいい記憶がないのだ。
そのせいか、今までお付き合いしていても、そうゆう雰囲気になると怖くて、身体が震えるのだ。それで結局振られてきた。
どうしよう………。
怖い……。
身体が震えてきた。このままじゃまた振られ――――
「え…?竜くん…?」
竜くんに抱き締められてる?
「あおちゃん、ごめん…」
「え…?どうして…?竜くんが謝るの?」
「イヤなんだよね…?それなのに僕が怖がらせた…。やっぱやめよう!チョコをくれただけで、凄く嬉しいのは本当だし」
違う!そうじゃないの。私だって、竜くんなら――――
「違うの!!」
竜くんの顔を見上げる。
「え?あおちゃん?」
「ほんとは私も、その、竜くんならそうなりたいって思ってるの!」
今まで付き合った人は、そうなることに恐怖を感じていた。でも竜くんとって考えると、なんだか嬉しさが込み上がるのだ。
「ただ、今まで怖い思いしかしなかったから、勝手に身体が震えるの……。
それでもいいなら、抱いてください…」
自分の言ってることが恥ずかしくて、今度は目を瞑った。