愛され、溶かされ、壊される
*****竜 side*****
葵と付き合いだして間もなくの頃――――
「――――だよな!ヤバい位に…」
何の話だ?この声は三井か?
「もともと可愛い子だなとは思ってたけど、最近妙に綺麗だよな…」
「でも、福井と付き合い出したらしいぜ!」
それって、葵のこと?
「だったら、奪えばよくね!?」
は―――――?
奪うって、葵を?
バン―――――――
「え?福井?お前なんか怖―――」
俺は無言で真っ直ぐ三井のところへ。
「三井さん。何か勘違いしてるようなので、伝えておきます。葵は俺の女です。間違っても手を出さないで下さい。まぁ、あんたに奪える訳ないけど。
もし少しでも奪うようなことをしたら―――――
マジで殺りますよ」
そこまで言うと、踵を返してドアに向かう。
そしてドア前で――――
「あー、あとこれは“忠告”じゃなくて“警告”ですから」
そう言って部屋を出た。
*****竜 side・終*****
葵と付き合いだして間もなくの頃――――
「――――だよな!ヤバい位に…」
何の話だ?この声は三井か?
「もともと可愛い子だなとは思ってたけど、最近妙に綺麗だよな…」
「でも、福井と付き合い出したらしいぜ!」
それって、葵のこと?
「だったら、奪えばよくね!?」
は―――――?
奪うって、葵を?
バン―――――――
「え?福井?お前なんか怖―――」
俺は無言で真っ直ぐ三井のところへ。
「三井さん。何か勘違いしてるようなので、伝えておきます。葵は俺の女です。間違っても手を出さないで下さい。まぁ、あんたに奪える訳ないけど。
もし少しでも奪うようなことをしたら―――――
マジで殺りますよ」
そこまで言うと、踵を返してドアに向かう。
そしてドア前で――――
「あー、あとこれは“忠告”じゃなくて“警告”ですから」
そう言って部屋を出た。
*****竜 side・終*****