愛され、溶かされ、壊される
「加那ちゃん!どうしたの?」
「葵!助けに来たよ!」
「え?だ、ダメだよ!帰って加那ちゃん!」
「大丈夫。勇二に全部話してるから!」
「ダメ!竜くん怒らせちゃ!」
「ねぇ、それってさ!ほんとに好きなの?」
「え?」
「そんなの愛情なんかじゃないじゃん!福井くんも葵もお互いに依存しあってるだけでしょ?」
「そんな…」
なんとなく、心の隅でわかっていた。
でも怖くて、逃げられなかった。
「それに福井くん、葵が知らないだけで、裏でかなりのことしてるよ?」
「三井さんも、新浜さんも福井くんが、裏で殺したんじゃないかって噂だよ!」
「……」
「葵に対するやっかみも、福井くんが裏で高島さん達にかなり辛い脅ししてたんだよ!だから、やっかみすぐやんだんだよ!」
「……やめて」
「葵!開けて!お願い!!」
「やめて!!」
「葵?」
「わかってるよ。証拠はないけど、全部そうじゃないかって!ずっと思ってたよ!」
「……」
「でも、ダメなの…どうしても、離れられないの……。竜くんがいないと生きていけないの…」
「葵…」
「こんなの愛じゃないかもしれない。でももう、私の身体は竜くんしか反応しないし、ドキドキしないし、何も感じないの…」
「あお、い…」
「加那ちゃんの気持ち凄く嬉しい。加那ちゃんが友達になってくれて、ほんとに良かった!
でも、もう、私のことは忘れて下さい…」
「ちょ…あお―――」
プツン――――――
そこまで言って、通話を切った―――――
「葵!助けに来たよ!」
「え?だ、ダメだよ!帰って加那ちゃん!」
「大丈夫。勇二に全部話してるから!」
「ダメ!竜くん怒らせちゃ!」
「ねぇ、それってさ!ほんとに好きなの?」
「え?」
「そんなの愛情なんかじゃないじゃん!福井くんも葵もお互いに依存しあってるだけでしょ?」
「そんな…」
なんとなく、心の隅でわかっていた。
でも怖くて、逃げられなかった。
「それに福井くん、葵が知らないだけで、裏でかなりのことしてるよ?」
「三井さんも、新浜さんも福井くんが、裏で殺したんじゃないかって噂だよ!」
「……」
「葵に対するやっかみも、福井くんが裏で高島さん達にかなり辛い脅ししてたんだよ!だから、やっかみすぐやんだんだよ!」
「……やめて」
「葵!開けて!お願い!!」
「やめて!!」
「葵?」
「わかってるよ。証拠はないけど、全部そうじゃないかって!ずっと思ってたよ!」
「……」
「でも、ダメなの…どうしても、離れられないの……。竜くんがいないと生きていけないの…」
「葵…」
「こんなの愛じゃないかもしれない。でももう、私の身体は竜くんしか反応しないし、ドキドキしないし、何も感じないの…」
「あお、い…」
「加那ちゃんの気持ち凄く嬉しい。加那ちゃんが友達になってくれて、ほんとに良かった!
でも、もう、私のことは忘れて下さい…」
「ちょ…あお―――」
プツン――――――
そこまで言って、通話を切った―――――