工業高校のイケメン達に愛されて【番外編】
今回は、鶏の唐揚げ、フライドポテトにミートローフ、シーザーサラダ、カプレーゼ、餃子の皮を生地代わりにしたピザを用意した。
あたしは冷蔵庫から翔くんの好きな炭酸飲料を取り出して、テーブルに用意していたコップに注いだ。
「すげぇ、うまそう…。」
「へへ、ありがとうっ!」
見た目は、まあまあの出来栄えなんじゃないかなと、自分でも思うけど…!
期待を込めてくれているような翔くんの表情が、かわいらしく思えてキュンとする。
あたしも翔くんと同じ炭酸飲料を自分のコップに注ぎながら、にこりと微笑んだ。
そして、ふたりでコップを掲げて。
「翔くん、17歳おめでとうっ!」
「…サンキュ。」
あたしたちは、お互いに微笑みながらコツンとコップのふちを合わせた。