マシュマロより甘く、チョコレートより苦く-extra edition-
けど、お前のため。
莉桜が好きだからこそ、莉桜のことを想って俺は彼女を振った。
それから俺たちは急激に話さなくなった。
欲求不満になって、ほかの女をとっかえひっかえ抱いたりもした。
でもそれでも欲求不満は解消されなかった。
だから俺は、莉桜の特徴を持っている女を抱くことにした。
莉桜と同じような色の髪の女だったり、莉桜と同じくらいの体系の女だったり、その日によって抱く人は違った。
もちろん声が違うから、黙っていることを条件に女を抱いた。
一度抱いた女は二度と抱かない。
それが、俺のマイルールだった。