キミじゃなければ…
第5章〜私の失恋とアイツ〜


「あ!美央!おはよー!」

「おはよ!桜ー!」

アイツにキスされた翌日の教室。

それまではいつもと同じだった。

2時限目。
「山本、昼休み、屋上に来てくれないか?話したいことがある。  真央」

行くわけがない。

…と思っていたのに。

「美ー央!お昼食べよ!!」

「ごめん!桜!ちょっと行くとこあるから!先食べてて!」

なぜか足が勝手に屋上へ向かっていた。

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