キミじゃなければ…
第2章〜お昼のアイツ〜
「あー、腹減ったー!死ぬー!もう部活できねぇ…」
アイツはお弁当を広げる気がなさそう…
「うるさいなぁ、そんなにお腹空いてるならお弁当食べればいいでしょ?」
…そう呟いた私が馬鹿だった
「だって2時限目の時に食ったもん」
へぇ…って!この学校、学食もないし購買さえないよ!?
どうするんだろ…てか!なんで私こんなやつのこと気になってるの!?
ま、いっか。放っておけば。
…なんて考えてると。
「美央?どうした?さっきから百面相みたいになってるけど…」
「え!?ごめんごめん!なんでもないよ!」
桜に言われて気づいた…