キミじゃなければ…
「ふ、ふふっ、変な顔だったな、、」

突然笑いだすから

えー!!??そんな顔してた!?私!

って不安になる…

「でもさ、美央って変わってきたよね、中学から比べて。」

「え…?どこが!」

「だって前までは放ってた真央のこと気になってるでしょ?」


こそこそと小声で桜は大胆なことをストレートに聞いてくる。

桜は中学の時から私の憧れだった。

思ったままを口に出せる性格。

だから今回のことも素直に感じ取ってくれたんだろう。

でも、、でもね、、?

私はもう恋には落ちない。

恋には正解がない。

それが怖い。

いつ別れを告げられるかと怯える日々。

1番は彼氏の優しさを傷つけるのが怖い。

だったら私は悪者でいい。
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