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決戦の月曜日
月曜日は朝から緊張していた。
昨日の日曜日もずっとソワソワしていて、何をしていも手に付かず、気が付けば頭の中でプレゼンのシミュレーションを繰り返していた。

早めにベットに入ったものの眠れる訳もなく、月曜日の朝を迎えてしまった。

後から思えば、竹内君の事を悩むことすら忘れていた気がする。

いつもより1時間も早い電車に乗って出勤した。
クライアントとのアポイントは11時なので、通常通りの出勤でも十分に間に合ったけど、家にいても落ち着かないから。

オフィスに着くと、藤田さんが出勤していた。

「おはよう。お互い早いね。」

「おはようございます。家にいても落ち着かなかくて早めに来ちゃいました。」

「僕もだよ。」

「藤田さんでも緊張するんですね。それを聞いて、何だか安心しました。」

「どう言う意味だよ。」

「だって、私だけじゃないと思えるから。」

「そりゃそうだよ、このプロジェクトの命運が掛かった日だからね。」

そんな話をしていると、続々とプロジェクトメンバーが出勤して来た。

「皆んな、どうしたの?いつもよりだいぶ早いけど。」

「示し合わせた訳でもないのに、皆んな、エレベーターで一緒になったんですよ。皆んな、野崎さんや藤田さんと気持ちは同じですから!」

沢村君が代表して答え、皆んなが一斉に頷く。

私達は、とてもいいチームだ。
絶対にプランを通さなければと、改めて心に誓った。
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