闇夜に咲く芍薬のように


「…羅陽ルオヤンも早く食べないと、せっかく温かいのが冷めちゃうわ。」


「美麗が食べさせてくれたら食べるよ。」



そう言って私を見つめる羅陽ルオヤン。



「な、何言ってるの。
ご飯くらい自分で食べて…!」


「じゃあ、別に私は食べなくてもいい。」


「え!待って、ダメよ!朝ご飯を食べないと体に悪いわ。」

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