Livre magic〜好きな人の大切な人〜
三 不穏
シャルロットもこの家で暮らすことになり、エリカの嬉しそうな顔に胸を高鳴らせ、夜になった。夕ご飯を食べ、お風呂を済ませ、僕はいつものように執筆をしている。
執筆の手が止まった時、ふと考えてしまうのは今日出会った物の怪のことだった。今日は本当に不思議だった。あれが何だったのか、説明のしようがない。
「あの夢は、物の怪が見せてくれた夢?」
夢を見せる能力が物の怪にはあるのか?その能力が使えるということは、物の怪には知能があるということになる。でも、今まで倒してきた物の怪たちは、知能のかけらも見えなかった。まさか……。
「物の怪たちは、元々は人間だった?」
一つの仮説を立て、体が震える。元々人間だったのなら、ある程度の知能を持っていることは確かだ。でも、何故人間が物の怪に……?
「お前は余計なことを考えず、物の怪にいつかやられたくれればよかったんだよ」
突如、背後から聞き慣れた声がした刹那、僕の目の前が真っ白な光に包まれた。
執筆の手が止まった時、ふと考えてしまうのは今日出会った物の怪のことだった。今日は本当に不思議だった。あれが何だったのか、説明のしようがない。
「あの夢は、物の怪が見せてくれた夢?」
夢を見せる能力が物の怪にはあるのか?その能力が使えるということは、物の怪には知能があるということになる。でも、今まで倒してきた物の怪たちは、知能のかけらも見えなかった。まさか……。
「物の怪たちは、元々は人間だった?」
一つの仮説を立て、体が震える。元々人間だったのなら、ある程度の知能を持っていることは確かだ。でも、何故人間が物の怪に……?
「お前は余計なことを考えず、物の怪にいつかやられたくれればよかったんだよ」
突如、背後から聞き慣れた声がした刹那、僕の目の前が真っ白な光に包まれた。