Livre magic〜好きな人の大切な人〜
物の怪はどこにいるんだろう?閉じ込められた人はどこにいるんだろう?そう思いながら探していると、遠くから悲鳴が聞こえてきた。
「きゃあぁぁぁぁぁ!!」
「女の子の声だ!」
メルキュールとリオンが駆け出し、「待って!」と言いながら僕とカズが後を追う。声のする方へ向かっていると、何故か穏やかだったはずの風が急に強くなり、雪もまるで吹雪のように激しくなっていった。
「物の怪だ!危ない!」
メルキュールがそう言い、地面に伏せる。僕たちも反射的に地面に同じように伏せた。刹那、僕らが立っていた場所を鋭いつららが銃弾のように飛んでいく。あれが当たっていたら……と思うとゾッとした。
今回の物の怪はどんな姿をしているんだろう?つららで攻撃をしてくるということは、雪にまつわる怪物の姿をしているのか?イエティとかジャアクフロストとか……。
僕たちは防御魔法をかけながら立ち上がり、物の怪の姿を見る。その初めて見るタイプに僕は少し驚いてしまった。今までは、物の怪とわかるような恐ろしい姿をしていたのに、目の前にいる物の怪は白いフードをかぶった白い髪の少年の姿をしている。
「きゃあぁぁぁぁぁ!!」
「女の子の声だ!」
メルキュールとリオンが駆け出し、「待って!」と言いながら僕とカズが後を追う。声のする方へ向かっていると、何故か穏やかだったはずの風が急に強くなり、雪もまるで吹雪のように激しくなっていった。
「物の怪だ!危ない!」
メルキュールがそう言い、地面に伏せる。僕たちも反射的に地面に同じように伏せた。刹那、僕らが立っていた場所を鋭いつららが銃弾のように飛んでいく。あれが当たっていたら……と思うとゾッとした。
今回の物の怪はどんな姿をしているんだろう?つららで攻撃をしてくるということは、雪にまつわる怪物の姿をしているのか?イエティとかジャアクフロストとか……。
僕たちは防御魔法をかけながら立ち上がり、物の怪の姿を見る。その初めて見るタイプに僕は少し驚いてしまった。今までは、物の怪とわかるような恐ろしい姿をしていたのに、目の前にいる物の怪は白いフードをかぶった白い髪の少年の姿をしている。