チョコレートリボン
(遅れるよりは、早い方がいいもんね)
そう考えて、待ち合わせの時間まで、駅周辺にあるカフェで時間をつぶそうと考えた。
(どこのお店に入ろうか・・・)
駅前には、チェーン店のカフェがいくつかあった。
悩んでいると、「すみません!」と後ろから声をかけられた。
「おねーさん、もしかして今ヒマですか?」
振り向くと、人懐っこい笑顔の男の子が一人立っていた。
私より3つ4つ年下だろうか。20歳くらいかな。
赤い髪。服装は、すごく個性的でおしゃれな感じ。
手には、美容院のチラシの束を持っていた。
「あ、えっと・・・」
1時間は、ヒマといえばヒマだけど。
キャッチセールス的なものならば、断ろうと思った。
「30分!30分だけでいいんです!僕に時間をくれませんか?」
「・・・」
「すみません」と頭を下げて、私は立ち去ることにした。
すると男の子は私の腕をガシッとつかみ、うるうると目を潤ませた。
「お、お願いします・・・!今日モニターさんつかまえられなかったら、僕本当にクビになるんです・・・!」
聞けば、働いている美容院で、スタイリングモデルになってくれる女の子を探しているとのことだった。
カットはなしで、ヘアセットだけ、モニター価格1000円で。
「お願いします!!必ず、かわいいカールヘアにしますから!!」
そう考えて、待ち合わせの時間まで、駅周辺にあるカフェで時間をつぶそうと考えた。
(どこのお店に入ろうか・・・)
駅前には、チェーン店のカフェがいくつかあった。
悩んでいると、「すみません!」と後ろから声をかけられた。
「おねーさん、もしかして今ヒマですか?」
振り向くと、人懐っこい笑顔の男の子が一人立っていた。
私より3つ4つ年下だろうか。20歳くらいかな。
赤い髪。服装は、すごく個性的でおしゃれな感じ。
手には、美容院のチラシの束を持っていた。
「あ、えっと・・・」
1時間は、ヒマといえばヒマだけど。
キャッチセールス的なものならば、断ろうと思った。
「30分!30分だけでいいんです!僕に時間をくれませんか?」
「・・・」
「すみません」と頭を下げて、私は立ち去ることにした。
すると男の子は私の腕をガシッとつかみ、うるうると目を潤ませた。
「お、お願いします・・・!今日モニターさんつかまえられなかったら、僕本当にクビになるんです・・・!」
聞けば、働いている美容院で、スタイリングモデルになってくれる女の子を探しているとのことだった。
カットはなしで、ヘアセットだけ、モニター価格1000円で。
「お願いします!!必ず、かわいいカールヘアにしますから!!」