BITTER SWEETSな俺愛🍩


朝カチャカチャず音がする。
昚日の倜の疲れも芋せず、矎波は
朝食を甚意しおいた。


矎波は、某食品䌚瀟の什嬢で
倧孊が䞀緒だった、俺の愛する圌女
矎波は俺の埌茩だ。


矎波はグルメだった。
そんな矎波の䜜る朝食は
こだわりの店の焌きたおパン
ハヌブを混ぜた生ハムのサラダ
高玚スヌプのお取り寄せ。


勿論其れは文句の付けようが
ない皋矎味かった。
掗い物は食掗機


「今日髪切りに行きたいなぁ」


「😱えっ、俺は長いのが奜み
だし、矎波長い方が可愛いぞ」


「ダダヌなんで、䞀将の奜みに
合わせるの䞀将が私に合わせおよ。」


「わヌかったよ💊。」

矎波はこうず蚀い出したら埌には
匕かない。

付き合っお5幎、倧孊で
知り合い、キャンプや合宿
俺達はテニスサヌクルのメンバヌ
矎波は綺麗で、俺以倖の男もいた。


俺の卒業で矎波ずは離れお
したったが半幎埌、街で偶然
出䌚い俺が猛アタックしお
付き合い始めた。


しかし、孊生時代のサヌクルの先茩や、ホストず矎波は遊ぶ‌

圌女は男に䞍自由しおいなかった。

考えようじゃ俺じゃないず矎波の
圌氏は぀ずたらない

アッチコッチで、遊んでいる。

遊ぶ金は充分持っおいる。

しかし俺は矎波に
ゟッコン惚れおいた。

倧孊の頃から奜意を持っおいたんだ。
本圓に倧奜きだった。
だから倚少の遊びは蚱しおしたう。
結婚迄の遊び、結婚したら遊びは
終わりだ。


矎波に惚れおいたから、やっず手に
入れた矎波を、俺の束瞛で倱うのは
嫌だった。


矎波は束瞛を嫌う
そんな事をしたらすぐ別れ話に
なっおしたう。

俺はそれが䞀番嫌だった。
惚れた匱みっおや぀だ。

勿論、俺も遊んだし、矎波もそれを
理解しおいた。

心は矎波にあったし、矎波も
圓然そうだず思った。

ワガママな所も可愛くお
俺達は若い、色んな経隓も
必芁だず思っおいた。


朚曜日の倜、俺は矎波のマンション
ぞ向かっおいた。

車をマンションの近くの

パヌキングに止め、近所の
和菓子屋でモッチリした米粉で
䞭にはアンコを混ぜたホむップ
クリヌムが挟んである梅園支店の
ドラ焌きを1箱賌入

疲れを取るには甘い物が䞀番だ。
圌女のマンションに入り玄関を開けた。


玄関には真っ赀な薔薇が生けおある
花屋さんが週䞀で来おくれおいる
矎波は目立぀花を奜んでいた。


そんな薔薇の甘い銙りの隙間から
抱き合っおキスをする男女の姿が
芋えた。


「なぁ‌ 圌氏垰っおこないの」


「うん。圌も違う子ず遊んで
るのよ。浮気は私達のルヌルで、
OKなの‌」

「ぞえヌお前の圌、倉わっおんなヌ
俺、圌女浮気したら蚱せねヌよ‌」

「自分は浮気しおるじゃない。
私ず‌」

「あれコレ浮気」

「そうでしょ。」

「サヌクルの延長だろ‌」

ふふふ「そうか﹏ そう蚀えば
いい運動だよね。」


矎波は俺をチラッず芋たはず
なのにベッドに連れ蟌んだ男ず
抱き合っおかなり濃厚な感じだった。

矎波は俺だけでは満足出来ない。

同じ男の匂いだけでは
぀たらない。
が口癖


俺は事が終わる迄リビングで
テレビを芋おいた。
ただ眺めるだけだ

するず䞭幎のタレントが耇数の
圌女ず浮気した報道が流れた。

その男の顔が画面に写った。

色んな誹謗䞭傷があげられおいた。
女を銬鹿にしおいる。
扱いが雑etc

俺はそれを芋お自分ず重ねた。
俺は普通の男だから、
噂で枈んでいる‌
䞖間䞀般から芋れば呆れる皋
銬鹿な行動なのだ。


そうだ‌ こんな事はやめよう。
矎波に合わせおどうする‌
矎波にもこんな銬鹿な事は
蟞めさせる‌


矎波䞀筋に生きよう。
そう決心をした。


「チュッ❀矎波、たたな‌」
浮気男は゜ファに座る俺を芋お

「あ‌」

ず、気たずそうにしおいたが
ベッドに疲れお眠る矎波を
チラッず芋お

「あんた、倉わっおんなヌ」
そう蚀っお浮気男は、出お行った。


俺の顔を知らないみたいだから
矎波の埌茩か
歳䞋たで手をだしおるのか


俺達にはちゃんずしたルヌルがある
それを砎ったら矎波は俺から離れお
したうのか

未だ結婚に瞛り付けるのは
矎波には、早いのか。

俺も自分が傷぀かない様に
気が合う女、重くならない女を
遞んで遊ぶのをただ、続けるのか。


矎波が気が匕けないように
これも優しさなんだろうか


俺達は結婚するんだから、矎波は
いずれは俺のモノだず、それ迄の
蟛抱なんだず自分を玍埗させおいた。



卒業しお矎波は自分の父芪の
䌚瀟に秘曞ずしお就職しおいる。

俺は倧孊を卒業しお、
倖資系䌁業に務めおいた勿論、
䜕幎かしお父芪が匕退を考える頃は
跡を取るこずを玄束しお
いた。

しかし去幎から、芪父の䌚瀟に
入り、今幎から本栌的に
動き出した。

それ迄は自由に奜きな仕事に着い
お、色々勉匷しおいた。

遊び惚けおいた孊生時代ずは違い
仕事には責任があり孊生時代の様に
矎波に、頻繁には䌚えない時が過ぎた。


その頃、矎波の男遊びは
益々激しくなっおいた。

攟ったらかしでいる蚳ではないが
結果寂しい思いをさせおしたった
のかも 知れない。
そう思えば、寂しさに男に走るのは
仕方ない。

そう、芋お芋ぬふりをしおいた。

なあなあず付き合っおいる
ように思われおいた俺も、
圌女の父芪に呌び出された。

其れは日本䞀のホテルの
レストランで食事をしながら
圌女も亀えお話し合った。



「前田君ず蚀ったね。
私は父芪の束朚勇次だ。
嚘ずはどうゆう付き合いなのかね。」


圌女の父芪は、肉にフォヌクを
刺しながら聞いおきた。

「お父様、䞀将はね。」
俺もフォヌクずナむフを眮いお
矎波の声を遮っおいった。

「結婚したいず思っおいたす。」
俺は䞀気に口にだした。


矎波は黙り蟌んだ。


「うヌんそうか
君はあの前田財閥の跡取り
らしいな‌
りチは跡を継ぐ男子が欲しい
んだよ。

結婚はむ぀かしくはないか」



「矎波を諊めろず蚀う事ですか」
俺はテヌブルを乗り出しお聞いた。



「そうは蚀っおいない

嚘も君が奜きなようだし
話はご䞡芪ず぀けおくれ、その埌
お互いに話あおう。
嚘も24歳だ」



矎波の父芪はそう蚀うず
「りチの䌚瀟の跡取りが必芁なんだ
孊歎ずいい、家柄ずいい
君は充分みたしおいる。



しかし君の家も跡取り問題は
やはり苊しくはないかね。」


「。」



「2幎、2幎ください。
跡取りは俺じゃなくおも
良いように2幎で解決したすから」


俺は矎波を愛しおいたし、誰にも
枡したく無かった。


必死の俺の説埗に圌が条件付きで
降りるずゆう流れになった。




「分かった。
2幎だぞ‌
それ以䞊は埅おない。

嚘もその話は了承しおいる。」

矎波は䜕も匁解せず俺の前から
父芪ず垰っおしたった。


早い話が俺に婿逊子に入れず蚀う
事で、矎波もそうしたいず蚀う事
なのだろう。



そんなクリスマスランチの埌、
倏歌に出䌚った。



俺の予玄しおいたレストランの
ディナヌをキャンセルしお矎波は
䜕凊に行ったのか


そう蚀えばホストクラブに
お気に入りの男がいるっお
蚀っおたなぁ

俺はホスト以䞋の圌氏に成り䞋がっ
おしたったのか


ホストずクリパで楜しんでいるの


が濃厚だ。

「クリスマスパヌティヌは
皆で楜しみたいのヌ
賑やかに過ごしたい。」
そう蚀っおカンタンにキャンセルした。

そんな虚しさず戊いながら車
を走らせた。

珈琲でも飲んで気持ちを萜ち着かせ
ようずコンビニに寄った。


するず、母からの着信‌
そこで倏歌に䌚った。



倏歌は結婚したくないようで
俺も母芪に史智を、
跡取ずしお任せ、俺を跡継ぎにず
願う母を諊めさせる2幎が必芁だった。




矎波は匷気で母ずも
気性が合わないのは䜕ずなく
分かっおいた。


安心させる為、圌女代理ずしお
倏歌を頌る事を思い付く‌。


ただ名前を貞しお貰うだけだ、
どうのこうのず拗れる事は
したくなかった。


2幎の期間 嘘の 婚玄者ずしお芪に
合わせお、その期間矎波ずの結婚
準備をする。


その準備の䞭には他の男ずは
切れお貰う事も入っおいる。

どうせ倏歌は未だ、結婚したくない
ず蚀っおいた。
倏歌の事は、俺が気にする事じゃ
無い‌



圌女は圌女の人生だ‌


だから母芪ず気が合わなくおも
俺が気にする事は䜕も無い‌



その間に埓兄匟の史智みちを
跡取りずしお家に入れる蚈画を
立おる぀もりだ。



史智は俺の埓兄匟で良い奎だし
跡取りずしおの条件はみたしおいる。
今は倖囜に留孊しおいるが、来幎
には垰囜する。

俺によく䌌おいるせいか父芪も
母芪もよく可愛がっおいた。



史智なら適任だ。
この2幎で絶察史智を跡取りにする。

俺は決めおいた。
束朚家の、婿逊子にはいる。

倏歌ず䌚った日、矎波はホストず
遊び呆けおいるのは間違いなかった。



虚しさず切なさからか、぀い倏歌を
マンションに誘っおいた。
寂しさに勝おなかった。
ただ酒を飲む盞手ずしお誘った
぀もりだった。

可愛らしくクルクルした目は
新鮮で、窓から芋える牡䞹雪にさえ
感激しおいた。



矎波ず違いはっきりず物を蚀う。
矎波は俺がゟッコン惚れおいるず
知っおいるから、思わせぶりな
態床をずる。

俺が傷付くような事も平気で蚀う。

「昚日のカレは
今日は駅前で埅ち合わせおるの💊
垰りはココによるから」

《《いい加枛にシロ‌💥💢💥》》

そう叫びたいが グツ ず我慢する。
誰にも理解しお貰えないが
それでも矎波が離れお行くのが
嫌だった。

俺には我慢する以倖遞択肢は
無かったんだ。




聞けば倏歌も、今日圌氏ず
別れたばかりだず聞いた。
圌女も寂しかったのか誘いに
乗っおきた。

同情したのかもしれない。


「そんな男、忘れさせお
やろうか」

倏歌も静かに頷いた。

そんな倏歌に䜕故か愛おしいず
蚀う感情が湧いお、離したく
なくなった。

だから
だから迷っおいた、契玄圌女の
話を振っおみた。
以倖にアッサリOKしおくれた。

ほんずに健気で愛おしい。
倏歌に察しおそう思った。

未だこんな感情が未だ残っお
いたのかず䞍思議だった。

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