白き髪のガーネット【改訂版】
***
「……メル。私、頑張るわ」
全ては明日。
水の国王様がようやく設けて下さった大事な交渉の場。
和平への、クウォンの願いの、私の夢の、大事な大事な一歩。
「みんなが笑い合えて、炎の国も水の国も……。仲良く幸せになれる日が、1日でも早く来るといいね!」
「……そうですね。
クウォン様にも、ガーネット様にも幸せになって頂きたいです」
「ふふっ。ありがとう、メル」
幸せになれると、信じていた。
夢が叶うと、信じていた。
ーーけど。
私の愛した人は、決して愛してはいけない人でした。
そして次に会う時、彼は……。
私の知っている彼では、なかったのです。
……
…………。
「……メル。私、頑張るわ」
全ては明日。
水の国王様がようやく設けて下さった大事な交渉の場。
和平への、クウォンの願いの、私の夢の、大事な大事な一歩。
「みんなが笑い合えて、炎の国も水の国も……。仲良く幸せになれる日が、1日でも早く来るといいね!」
「……そうですね。
クウォン様にも、ガーネット様にも幸せになって頂きたいです」
「ふふっ。ありがとう、メル」
幸せになれると、信じていた。
夢が叶うと、信じていた。
ーーけど。
私の愛した人は、決して愛してはいけない人でした。
そして次に会う時、彼は……。
私の知っている彼では、なかったのです。
……
…………。