白き髪のガーネット【改訂版】

扉絵②


護りたいと思っていたのに、それはいつしか自分の為になっていた。

ずっと閉じ込めておきたい。
ずっと何も気付かないでほしい。

ごめん、愛してるーー。

言いたくても言えない想い。
最期の時まで、嘘を貫き通そう。

お前のその刃が、俺の胸を貫いてくれる瞬間まで……。

< 58 / 87 >

この作品をシェア

pagetop