オトナの時間


いい男のつもりだろうか。



財布から諭吉を何枚か取り出し、ベッドの横の小さなテーブルに置いた。



「これ、ホテル代と、何か後で美味しい物でも食べなよ。」



「、、、要らないよ。持って帰ってよ。」


私がそう突き返すと、彼は困った顔を見せた。


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