私の好きな彼は私の親友が好きで
桐谷さんと別れて部屋に戻り、ベッドに倒れこんだ。
美月の匂いが段々薄れていく。
公園から去る、桐谷さんの背中が小さくて、震えていて
苦しそうだった。
陽菜ちゃんの背中と違っていた。
トラットリア井上に何回も行っていると話していた。
それだけ陽菜ちゃんと桐谷さんとは違っていたんだ。
ハッとしてスマホを取り出し、美月に送った写真を探す。
一枚は自分のパスタ。もう一枚は陽菜ちゃんのピザ。
その、写真をみて愕然とした。
明らかに陽菜ちゃんだと解る・・お皿を持っている手、
映りこんでいる洋服、
例え、一緒に行っているのを解っていても・・この写真は・・
あの時、陽菜ちゃんは俺にインスタしているか、聴いてきた。
陽菜ちゃんは、俺が美月に送る事が解っていて、写真を撮らせたんだ。
美月はこの写真を最後に見た。
その後の俺のメッセージには既読は付いていない。
俺は浮かれて、ここでも美月を傷つけていた。
『中途半端な優しは却って傷つける』桐谷さんの言葉の意味が
解った。
「なにしてんるんだよ 俺」
スマホを取り出し、メッセージを送る
「明日、2人で呑まないか?」
「了解」
1人静かな部屋で、美月に渡そうと思っていた
猫のヌイグルミを、袋から取り出した。
その、袋の音が妙に部屋の中に響く。
この部屋、こんなに静かだったか?
そのヌイグルミをベッドに置き。
「やっぱり、美月に似ている・・」
その晩、そのヌイグルミを腕に抱えて寝た。
美月の匂いが段々薄れていく。
公園から去る、桐谷さんの背中が小さくて、震えていて
苦しそうだった。
陽菜ちゃんの背中と違っていた。
トラットリア井上に何回も行っていると話していた。
それだけ陽菜ちゃんと桐谷さんとは違っていたんだ。
ハッとしてスマホを取り出し、美月に送った写真を探す。
一枚は自分のパスタ。もう一枚は陽菜ちゃんのピザ。
その、写真をみて愕然とした。
明らかに陽菜ちゃんだと解る・・お皿を持っている手、
映りこんでいる洋服、
例え、一緒に行っているのを解っていても・・この写真は・・
あの時、陽菜ちゃんは俺にインスタしているか、聴いてきた。
陽菜ちゃんは、俺が美月に送る事が解っていて、写真を撮らせたんだ。
美月はこの写真を最後に見た。
その後の俺のメッセージには既読は付いていない。
俺は浮かれて、ここでも美月を傷つけていた。
『中途半端な優しは却って傷つける』桐谷さんの言葉の意味が
解った。
「なにしてんるんだよ 俺」
スマホを取り出し、メッセージを送る
「明日、2人で呑まないか?」
「了解」
1人静かな部屋で、美月に渡そうと思っていた
猫のヌイグルミを、袋から取り出した。
その、袋の音が妙に部屋の中に響く。
この部屋、こんなに静かだったか?
そのヌイグルミをベッドに置き。
「やっぱり、美月に似ている・・」
その晩、そのヌイグルミを腕に抱えて寝た。