私の好きな彼は私の親友が好きで
「亮介、シャワー浴びたい・・」
「ムリ、我慢出来ない」
「でも、汗かいているから・・」
そう言っても彼はシャワーを浴びるのを許してくれず
私の洋服を脱がす・・
「亮介、今日私の下着・・可愛くない・・」
その日、私は水色の下着を付けていたが俗に言う勝負下着では無くて
少しお洒落な下着程度・・セットアップだったのがせめてもの救い・・

「可愛い下着だよ・・似合っている」
彼はその下着を取り私の胸の膨らみに顔を埋めた・・
手は優しく私の脚を触っていた・・腿の内側を何回も優しく撫でる。
私の大事な部分にも少しづつ指が侵食してくる・・
「そこ、やめて・・」
「うそ、止めたら嫌なくせに」
「お腹の奥がジンとするから止めて」
「そのまま身を任せて・・」
暫く彼は私の身体を弄ぶ様にキスし、撫でまわした・・
私は涙が目から零れた・・彼はそれをチュッチュと音を立てて吸った。
「苛めすぎた・・」
そう言いながら彼がカサカサと音をさせている・・
彼が小さな袋を破る音だった・・その時 さっきコンビニに行った理由が解った。

それを取り出し装着しようとしていた・・
暫くして彼が口を開く
「俺も初めてだから・・うまく付けられない・・」
私も起き上がり其れを見る・・確かに傍に何個か失敗した残骸が・・
彼も初めてだった事に安心して
「亮介も初めてで嬉しい・・」と口にしていた・・
直ぐに口を塞がれた・・
「お前、今の顔絶対ヤバイ」
なんとか付け私達は初めて一つになった。

そこに「スキ」とかの言葉は無かった。
ただ、「痛くない?」「動いても良い?」「気持ち良い?」
「もう、無理」「限界」
それだけ・・
当たり前だ・・彼が好きなのは陽菜だから・・
多分、彼は私を陽菜だったらと思いながら抱いた。
繋がっている時に1度も私の名前を呼ばなかった。
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