私の好きな彼は私の親友が好きで
「見てて飽きないの?」
プラチナ製バンドにマイクロパヴェ・ダイヤモンドをセッティング
してある、結婚指輪を車窓から入る光に翳し、目の前に手を広げ
見続ける私に呆れるように薫さんが呟く・・
薫さんの指輪は、私の様に沢山のダイヤでな無く、プラチナ製バンドに
上質な1粒のラウンド・ダイヤモンドをセッティングしてある
シンプルなデザインのマリッジリング。
「はい! 凄く 嬉しいです。」
「美月が指輪しているのを、見た事が無いから、
興味が無いかと思っていた。」
「私、子供の頃から決めていたんです。指輪は結婚する人からしか
貰わないって・・だから、異性から貰った指輪は婚約指輪が初です。」
「そんな事を言われたら、美月に沢山の指輪をプレゼントしたくなった。
俺も女性に指輪を贈るのは美月だけだ。アクセサリーも母に昔、
ブローチや、ブレスレットを贈ったくらいだな~」
その何気ない一言が嬉しい。
彼がアクセサリーを贈ったのは、私だけと言っているのと同じだから・・
(百合ママはカウントしなくても良いよ?)
その日、1日2組限定のオーシャンビューのバーケーションハウスに
予約をしていてくれた。
1棟まるごと二人だけの空間。
テラス、バスルームから、ベッドの全てから海が臨める造りになっていた。
海の見えるテラスにはジャグジーも完備されていて、
それを見た薫さんに
「外でエッチすのは初めてだね。」と耳元で囁かれた時には
全身がゾクゾクと粟だった。
そして、期待して、想像した私の身体は中から熱くなった。
「エッチなウサギさんは何を期待して赤くなったのかな??」
「赤くなってません!」
「そう?俺は色々想像して、我慢出来そうにない自分を
抑えているのに、余裕だね~」
ボワっと更に赤くなった自覚が・・・
クククと笑いながら薫さんは、私を後ろから抱きしめ、首筋にキスをする。
「美月の首、熱い・・・」
そう言いながらも、その唇は首筋から離れず、鎖骨の部分まで器用に後ろから
甘噛みし始める・・・
「薫さん、痕がついてしまいます。」
「知ってる。付けているから・・美月が俺のもの だって印を
わざと付けているの」
「くぅふぅん~」
「その声、エロ・・誘ってるよね?」
「さ さ そって いま せん」
「息も絶え絶えだよ。」そう言いながら薫さんの手が私の胸に滑り込む。
「ま ま 待って・・お風呂入っていない・・」
「待てない・・」
「汚い・・沢山 汗もかいたし・・」
「大丈夫 美月の匂いをそのまま感じたい・・」
そう言いながら私は、クルンと腕の中で回されて、向き合う形になる。
その眼には欲望の炎が、何時もより色濃く映っている。
器用に背中のワンピースのファスナーを下ろし、気が付けば
下着だけの姿にさせられてる。
「美月の身体をお日様が貫いて白さが際立っている」
そう言いながら胸の頂を指で挟まれ、強めに弄られる。
少し膝を曲げ、もう片方の頂を口に含む
「くぅん・・・」その声にピクっと反応した薫さんが私の胸を
甘噛みする。舌先が鎖骨に移動し舐められる。
「ふぁっ・・んんっ」鳥肌が立つほどゾクゾクする。
それに触発されたように薫さんの指が私の中に滑り込まれた
「ぁあぁ・・相変わらず 狭いな・・」その指が急に角度を変えた
バチンと目の中に星が舞った。
「美月の弱いところ発見した。」
そして、そこばかり責め立てる・・
「いやぁ・・・、だ、だめ・・・、それ以上したら・・」
「これい以上したら、どうなるの み つ き」
「っ・・くぅう・・」
「どう されたいの? 美月が 口にして 」
羞恥心で口に出来ない、でもこのままじゃ苦しい・・
「か かおるさんが 欲 しい です・・・」
「良い子だ。」
そう言った瞬間に薫さんは私を窓に向かわせ、ガラスに手を付かした・・
「か かおるさん・・そとから・・」
「大丈夫、誰にも見えないから・・」そう口にするのと同時に
私の熱を帯びている入り口に硬い物が触れ、ゆっくり押し入ってきた。
「はぁ~ んんぅ・・」薫さんのものが奥に届く位深く、私の中を満たした。
そして、さっき指で星が舞った場所を、今度は彼の欲が責め立てる・・
「美月と俺の場所 みつけた・・」彼はそう言って何度も何度も攻める。
そのうち、薫さんの顔が歪み、「美月、優しく出来ない・・」そう言って
激しく突き上げる。
この、慣れない格好と、明るい日差しで、外から見られたという思いが
余計、私を煽り、子宮がキュンキュンした。
「みつき 締めすぎ・・」
「あぁぁ!」
「そろそろ、いくぞ」後ろから耳に直接その声が届き、ゾクリとした。
何時もより激しく私を責め立て、一番奥深い位置で動きを止め、
私の膣内で果てた・・