私の好きな彼は私の親友が好きで
彼の舌が私の中に入ってき、舌を絡ませるように動く、私の弱い所をめがけて。
久しぶりのキスに溺れて、何も考えられなくなる。
キスに溺れているのは私だけで、胸の先を指先で弄られ、
「くぅっ」と重なている唇の隙間から声が漏れる。
胸の頂を弄ぶ指先に反応して身体が大きく揺れる・・
「ん・・・ぁつ・あ・・ふぅ・・」
「みつき もっと 啼いて・・俺だけにその声 聴かせて・・」
そう言いながら私のツンと高ぶった頂をクルクルと舌先で舐め、ちゅっと
わざと音を立てて吸い上げる。
「あ~ぁ~」
「みつき 可愛い・・可愛い。」
胸を舐められている間も、彼の手は私の身体の弱い所を執拗に撫でる。
肩、鎖骨、腰、太腿の内側・・
「吸い付くようなこの肌に4日も触れられなくて、苦しかった・・」
そう言いながら私の1番敏感な部分に指を挿しこむ・・
「あぁ、ん・・・あぁ」
「美月も俺が欲しかったの?」
うんうんと首を縦に振る・・
「優しくしたいけど、今は無理・・とりあえず・・ゴメン」
そう言って彼は着衣を横にずらし、熱く滾る自分自身で
一気に私を貫いた。
「美月、俺を見て・・・こうやって美月と一つになれて嬉しい・・」
「あ、う・・・はぁ・・・つ、あ、あぁ・・つ、」
私の1番奥の、もうこれ以上入れないところまで彼が来て苦しい・・
何度もキスをして、揺さぶられ、快楽が押し寄せる・・
「あぁ たまらない・・」
壊れそうなくらい激しく揺さぶられ意識が飛ぶ
「イクよ・・・つ・・はぁああ・・」
彼の熱の塊が私の中で爆ぜた・・・私はあっという間に
意識を無くした・・
ベッドが軋む・・その振動で夢心地から現実に戻す・・
そこに寝ている筈の愛しい人の姿が無く、不安になり、身体を起こす・・
「起こしちゃった?」
彼は窓の前で佇んでいる・・一糸纏わずに・・月明かりに照らされた
その肢体は男性なのに美しい・・
「おいで・・」彼の言葉は魔法のようだ・・疲れている筈なのに・・足が
彼を求めて・・「何も着ないで・・・」恥ずかしいのに・・彼に求められると
応えたくなる・・彼の隣に生まれたままの姿で並ぶ・・
「月が綺麗だよ・・」
「本当だ・・」
「俺はやっぱり月が好きだ・・月明かりに照らされる君の肌の色、
君の様に凛とした三日月も、怒っているんじゃないかと思うオレンジ色の月は
俺を求めて、欲情している時の美月の肌のようだ・・
満月には俺のウサギさんを月に盗られたみたいで嫉妬する。
毎日、違う顔を見れる月が好きだ」
あ~ あんなに、お日様に憧れ、月を憎んだのに・・・
今は月を愛でる余裕があるのは薫が沢山の愛をくれるから・・・
そう思い、彼の腰に自分の腕を巻き付けた・・
「そんな格好でしたら・・煽っているよね・・」
そう言いなが私にキスをする・・・彼の高ぶりを腿に感じながら・・
翌朝、私はベッドから足を付けた瞬間に腰から砕け座り込んだ・・