婚約破棄されたけど隣国の王子様と飛空艇で世界旅行してる私は超勝ち組!?
「どうも」
「あ、そうだ。子供に名前つけさせて頂戴ッ! 1人目なんて贅沢言わないわ~、そうねー3番目か4番目の子でいいわッ♪ 女の子だったらアタシの名前つけちゃうかも♪」
「王子ィィィッ!!」
私は大声で助けを求めていた。
無意識に抵抗するなんて、よっぽどだ。
「ははは☆彡 お前たち、親子みたいに仲がいいな!」
「ちが……っ」
「あらヤダ! バスィったらそれはないんじゃない!? 姉妹よっ。し・ま・い♪」
「そうか☆」
「そぉよお~♪」
「……」
そして積み荷を終えて、甲板で離陸の時を待つ。