婚約破棄されたけど隣国の王子様と飛空艇で世界旅行してる私は超勝ち組!?
「では私が殿下役を」
「あらぁ~、じゃあアタシが適任よねぇ~♪」
私の隣にバディーアが来て、バディーアの背後にレイスが立った。
この展開についていく自分が理解できない。
「ダリヤァン♪ アイシテル!」
「アタチモ、アイチテルワ!」
なにこれ。
え、なにこれ。
ゴゴゴゴゴゴゴ……
「!?」
ルゥルゥが、カウンターからこっちを見ていた。
ああ……やらかした。
あの人がいちばん恐い。