婚約破棄されたけど隣国の王子様と飛空艇で世界旅行してる私は超勝ち組!?
旅を続けていてわかったけど、バディーアがいけないのだ。美女かどうかはこの際おいといて、あの人は、自分の恋愛対象が同性という事を最大限に利用してすぐベタベタする。
恋人のルゥルゥが嫉妬して、当然だ。
「なんてね。しないよ」
ルゥルゥが手すりにぐっと凭れ掛り、拗ねた。
私も隣で、改めて寄り掛る。
「したら今度こそ、船下ろされちゃう」
「……そっち?」
ルゥルゥは少しぽっちゃりしているけど、私なんか比べ物にならないくらい可愛い。でもこの場合、私との造形の対比ではなく、バディーアとルゥルゥの関係で何か心に引っかかりがあるのだ。だから手近な私に当たる。
結果、不安にさせるバディーアが悪いと思う。
「……」
という事を、言ったらどうなるか恐いので、言わないけど。
恋人のルゥルゥが嫉妬して、当然だ。
「なんてね。しないよ」
ルゥルゥが手すりにぐっと凭れ掛り、拗ねた。
私も隣で、改めて寄り掛る。
「したら今度こそ、船下ろされちゃう」
「……そっち?」
ルゥルゥは少しぽっちゃりしているけど、私なんか比べ物にならないくらい可愛い。でもこの場合、私との造形の対比ではなく、バディーアとルゥルゥの関係で何か心に引っかかりがあるのだ。だから手近な私に当たる。
結果、不安にさせるバディーアが悪いと思う。
「……」
という事を、言ったらどうなるか恐いので、言わないけど。