婚約破棄されたけど隣国の王子様と飛空艇で世界旅行してる私は超勝ち組!?
「お前と共に人生という旅をゆく。お前を得て、俺の今世は完璧だ。あとはお前の夢を叶える役目を、俺が独り占めにしたい。お前の見たい景色、行きたい国、出会いたい人や、食べてみたい異国の料理、知らない遊び、歴史、言葉。お前の欲しいものを全部、与えて死にたい」
「時間がかかりそうですね」
「そうだ。だから一生、俺から離れるな」
「はい」
バスィーム王子にしっかりと抱きついて、その胸に甘えてみる。
王子は私の髪を撫でて、頬を包んで、夕陽の中で優しいキスをしてくれた。
この旅のどこかで、私たちは家族になるのだろう。それがいつなのか、何人の賑やかな子供たちに囲まれるのか、孫とも踊り明かすのか、未来はわからない。
ただ確かなのは、ここに幸せがあるということ。
互いを照らして、輝き続ける。
素晴らしい人生の旅が続いていく。
「よっ! おふたりさんッ♪」
「!」
メイムーンの声に、王子と揃って振り返る。
「時間がかかりそうですね」
「そうだ。だから一生、俺から離れるな」
「はい」
バスィーム王子にしっかりと抱きついて、その胸に甘えてみる。
王子は私の髪を撫でて、頬を包んで、夕陽の中で優しいキスをしてくれた。
この旅のどこかで、私たちは家族になるのだろう。それがいつなのか、何人の賑やかな子供たちに囲まれるのか、孫とも踊り明かすのか、未来はわからない。
ただ確かなのは、ここに幸せがあるということ。
互いを照らして、輝き続ける。
素晴らしい人生の旅が続いていく。
「よっ! おふたりさんッ♪」
「!」
メイムーンの声に、王子と揃って振り返る。