婚約破棄されたけど隣国の王子様と飛空艇で世界旅行してる私は超勝ち組!?
「よく気づいたな。ここの連中はみんな飛空艇の整備士でもあり、道化師一座でもある。中にはさっきレイスが言ったようにどちらでもない乗組員もいるが、そのほうが例外だ!」

「私はなにをすればいいですか!」

「ダリヤはまず、次の国までは遊んでいろ! 環境に慣れてみんなと仲良くなってくれ!」


そんな事でいいのだろうか。
 

「それと、あとで図書室に案内するから、興味のある国の言葉や歴史を思う存分学ぶといい!」

「あ……! ありがとうございます!」

「それと、もう一つ! こいつから経理を引き継いでくれ!」


バスィーム王子が扉を開ける。
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