満月の夜、甘い束縛
~10分後~
‥‥‥‥‥‥‥完敗
私がひとつ言えばそれを10で返してくる華琉
もうこれからは華琉に逆らうのはやめよう‥
かえって悲しくなる
「じゃあお言葉に甘えて私の専属運転手になってもらいます!」
あっちがしぶといから、こうなったら思いっきり言ってやろう!
こんなこと言ったら嫌がるかな?
反応が楽しみ!
「お嬢様を安全に学校までお送りいたします」
華琉は言いながら、まるで執事のような振る舞いでお辞儀をするジェスチャーをする。
「ふふっ。華琉面白すぎ!お嬢様さまなんかじゃないよ私!」
「なっ!相変わらず失礼だな湊。俺がここまでやってるのに笑いやがって」
私が笑ったことに怒ったみたい‥‥
流石に今のをされて笑わない人はいないでしょ!
「だってそんなことする華琉見たことないもん!ほんと面白すぎるっ!お嬢様って‥‥‥ふふっ」