満月の夜、甘い束縛
まだ朝の冷たい空気が頬に当たる。
お互い何も話さなかったけど、
すごく居心地は良かった‥‥‥‥
20分程で学校に到着した。
周りにはちらほらうちの学生が登校してきていた。
門の所まで行くと目立ってしまうから、少し手前で駐車して下ろしてもらった。
「ありがとう!じゃあお仕事頑張って!」
「あぁ。湊も楽しんでこいな」
「うん!」
バイクはまた大きなエンジン音を出して走っていった。
見えなくなるまで手を振り、久しぶりに門をくぐった。